ハァー↑って感じのコーラスが好き
ストリングス、ブラス、コーラスアレンジの3つができるようになるとアレンジャーとして一人前らしい。
ステラ・ドライブ / 七瀬佳乃
この曲はどちらかというとウゥー↑って感じのコーラスがメイン。サビの8小節目とかはハァー↑。Bメロの裏打ちが良い。
Bメロからウゥー↑、サビからハァー↑が入っている。この曲に限らず秋元グループの曲は男声のコーラスがよく使われる。
サビでコード感と厚みを出すためにハァー↑がガッツリ使われている。
僕たちはひとつの光 / μ's
2回目のサビの後に入ってくる。お手本のようなハァー↑。
増4度(減5度)転調
世界観がガラッと変わる転調。
魚たちのLOVE SONG / 乃木坂46
※0:32~ F#maj→Cmaj
G#m・F#→E・Bb→C~
Bbが橋渡し役のコード。これはF#majだとⅢ、CmajだとbⅦになる。サビの最初がC(Ⅰ)なのでbⅦ→Ⅰのモーションで転調している。
STARDOM! / せな・りえ・みき・かな from AIKATSU☆STARS
※1:11~ Dbmaj→Gmaj
Cm→F・G→C~
Gが橋渡し役のコード。これはDbmajだと#Ⅳ、GmajだとⅠになる。サビの最初がC(Ⅳ)なのでⅠ→Ⅳのセカンダリードミナントで転調している。
あおげば愛しいフルフルDAYS / 轟雷、スティレット、バーゼラルド
※1:13~ Db→Gmaj
Ab→Ab→D→G~
Dが橋渡し役のコード。これはDbmajだとbⅠ、GmajだとⅤになる。サビの最初がG(Ⅰ)なのでⅤ→Ⅰの最も定番の形。
少女以上の恋がしたい / Aqours
※2:49~ Emaj→Bbmaj
F#m・G#m・A#φ・E/B→C#sus4→Eb~
C#sus4が橋渡し役のコード。これはEmajだとⅥsus4、BbmajだとbⅢsus4になる。サビの最初がEb(Ⅳ)なのでbⅢsus4→Ⅳで転調している。なぜこれで転調出来ているのか謎。
乃木坂といえば長2度転調って感じしない?
半音とか短3度もあるけど個人的には長2度の印象が特に強い。シングル表題曲だと「気づいたら片思い」「何度目の青空か?」「サヨナラの意味」で長2度転調が使われている。
気づいたら片思い
※3:18~ Fmaj→Gmaj
Gm→G#m→Am~
半音ずつ上昇しているのでFmaj→F#maj→Gmajと半音転調を2回行っていると解釈するほうが正しいかもしれない。
何度目の青空か?
※0:55~ Dbmaj→Ebmaj
Bbsus4→Bb→Eb~
Bbが橋渡し役のコード。これはDbmajだとⅥ、EbmajだとⅤになる。サビの最初がEb(Ⅰ)なのでⅤ→Ⅰの基本的な形。
サヨナラの意味
※3:30~ Ebmaj→Fmaj
Csus4→C→F~
Cが橋渡し役のコード。これはEbmajだとⅥ、FmajだとⅤになる。これもサビの最初がF(Ⅰ)なのでⅤ→Ⅰの基本的な形。
他には「きっかけ」や「環状六号線」などでも長2度転調が使われている。
ヒットする曲にはちゃんと理由がある
サイレントマジョリティーで使われている"サビを印象づけるための工夫"にいくつか気づいたので書いておく。
サイレントマジョリティー / 欅坂46
1.Aメロとサビの最初が同じ音
どちらもAbの音から始まっている。しかしAメロとサビは調が異なり、AメロはBmajでサビはAbmaj。Abの音はBmajだと6thでAbmajだと1stの音なので、Aメロではマイナー、サビではメジャーの響きとなり同じ音でも明暗を対比させることができる。
2.サビでメロディーの音型が変わる
AメロBメロでは332の音型が多用されているがサビではまったく使われていない。AメロBメロとは異なる音型を使うことでメロディーにメリハリが付いている。
メリハリのあるメロディーに関しては白戸佑輔さんのこちらの記事をどうぞ。
3.サビでコードの展開スピードが倍になる
イントロからBメロまでは1小節に1コードずつ進んできているが、サビになると1小節に2コードずつ進むようになる。コード進行の展開スピードが倍になることでサビで疾走感を演出している。
Ⅰ→Ⅱ/Ⅰ→Ⅳm/Ⅰ→Ⅰ進行
ルートをⅠで固定する進行。ベースペダルポイントってやつ。
Aメロで使われることが多い。
環状六号線 / 乃木坂46
※0:03~
Ⅰ→Ⅱ/Ⅰ→Ⅳm/Ⅰ→Ⅰ・Ⅴ/Ⅶ
灼熱スイッチ / 雀が原中学卓球部
※0:00~
Ⅰ→Ⅰ→Ⅱ/Ⅰ→Ⅱ/Ⅰ
Ⅳm/Ⅰ→Ⅳm/Ⅰ→Ⅰ→Ⅰ
MOMENT RING / μ's
※0:34~
Ⅰ→Ⅱ/Ⅰ→Ⅳm/Ⅰ→Ⅰ・Ⅴ/Ⅶ