ちょっと珍しい69コード
9thの華やかさと6thの切なさを併せ持つ和音。
八月のif / Poppin'Party
※1:08~ key of Amaj
サビの最初のコードがⅣ69。メロディーが2nd(b)、ピアノが5th(e)を弾いている。コードがD(Ⅳ)なのでbが6度、eが9度の音となる。
少女以上の恋がしたい / Aqours
※2:54~ key of Bbmaj
こっちもサビの最初のコードがⅣ69。メロディーが2nd(c)、ストリングスが5th(f)を弾いている。コードがEb(Ⅳ)なのでcが6度、fが9度の音となる。
この曲のようにコード進行が4536の時にストリングス等でずっと5thの音を鳴らすのはよくある。
恋アクの謎
ずっと疑問に思っていることがある。
※2:14~
この曲はサビでDmajからEmajへ転調する。転調の橋渡しとなる"I miss you!"の部分のコードがF#なのだが、これはDmajではⅢ、EmajではⅡの和音になる。問題なのはこの次で、なぜかサビ頭のコードがC#m(Ⅵm)やA(Ⅳ)ではなくE(Ⅰ)から始まっている。これだとⅡ→Ⅰというあまり聞き慣れない進行になり違和感を覚えそうなものなのに、さも自然に転調出来ているのが不思議。考えられるとするとF#の構成音のA#がEの構成音のBへ向かう導音のような役割を果たしているとか?
疑問はもうひとつある。サビのアウフタクトの"アクア"の部分でA#の音を使っていること。A#はEmajだと#Ⅳの音で、#Ⅳはノンダイアトニックトーンの中でも特に使われることが少ない音だからここで使われているのが不思議。もしかすると"I miss you!"のA#-B-A#と"アクア"のB-A#-Bで同じ音を使っているから転調の違和感が払拭されているのかも?
小室進行の魅力を再確認した
最近聞いてる曲の小室進行率が高い。
個人的に小室進行ってカノンや王道と比べるとちょっと弱いと思っていたけど、やっぱ邦楽三大進行と称されるだけあってこの2つに全然劣ってないなと感じた。
Time Lapse / Poppin'Party
※1:10~
Ⅵm→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ
ゆら・ゆらRing-Dong-Dance / Pastel*Palettes
※1:03~
Ⅵm→Ⅳ→Ⅴ→Ⅲm
WATER BLUE NEW WORLD / Aqours
※0:28~
Ⅵm→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ
欅坂46 / サイレントマジョリティー
※1:09~
Ⅵm・Ⅳ→Ⅴ・Ⅰ→Ⅵm・Ⅳ→Ⅴ・Ⅰ